ウェルシュコーギーカーディガンの性格、しつけ、注意する病気や価格相場

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犬と猫とスキーが大好き。 ドッグトレーナー資格を持ち、 「犬の教科書をつくろう」の編集部員として執筆中!
うたパパ
ウェルシュコーギーカーディガンってどんな犬?

ウェルシュコーギーペンブロークと非常によく似ている、ウェルシュコーギーカーディガンの登場です。

日本で飼われているのは、圧倒的にウェルシュコーギーペンブロークの方が多いようです。

ウェルシュコーギーペンブロークとウェルシュコーギーカーディガンの見た目の違いは、やや骨太で少しだけがっちりした体型をしているのがカーディガンになります。
また、カーディガンの方が耳もひとまわり大きいのも特徴です。

ウェルシュコーギーペンブロークとウェルシュコーギーカーディガンを見分けに迷ったら、骨格と耳の大きさから判断すると良いと思います。

ウェルシュコーギーカーディガンは、牧畜追い犬としての役割を担っていた犬種なのですが、
家畜のくるぶしに噛みついて家畜を市場に追っていた習慣のなごりもあるとされています。

噛みつき癖のある子の場合は、散歩中で何かの拍子で興奮した時などには注意した方が良いですね。

今回は、そんなウェルシュコーギーカーディガンについて詳しく見て行きましょう。

インスタ動画でウェルシュコーギーカーディガンを知ろう!

まずは、ウェルシュコーギーカーディガンがわかるインスタ動画を集めてみました。
どの子もかわいくて癒されます。

ウェルシュコーギーカーディガン、パピーの仔犬

ウェルシュコーギーカーディガンあるある動画

ウェルシュコーギーカーディガンとペンブロークエルの多頭飼い!

芸達者ウェルシュコーギーカーディガンのテンくん

ウェルシュコーギーカーディガンの概要・歴史

ウェルシュコーギーカーディガンは、紀元前1200年ごろにケルト人と共にイギリスのウェールズ地方に伝わったといわれています。牛追いの仕事をしてきたこの犬種は、1934年まではウェルシュコーギーペンブロークと同一犬種として扱われてきました。二者には、牛に尾を踏まれないように生後間もなく断尾するペンブローク、断尾しないカーディガン、という違いがありましたが、近年の動物愛護の観点から断尾自体が禁止されてきていることもあり、今後この二者の違いは被毛の色だけということになりそうです。

ウェルシュコーギーカーディガンとウェルシュコーギーペンブロークの違い


右がウェルシュコーギーカーディガンのテンくん、左がウェルシュコーギーペンブロークのエルくん
体格的にウェルシュコーギーカーディガンの方が基本がっちりしている傾向があります。
テンくんとエルくんも、年齢の違いもありますがテンくんの方が骨太な感じがありますね。

ウェルシュコーギーカーディガンの性格

ウェルシュコーギーカーディガンは、陽気で明るく、熱しやすく冷めやすい性格で、瞬間湯沸かし器のようだといわれています。何かに熱中すると、大好きな飼い主のことですら目に入らなくなるほど熱中して極度の興奮状態になりますが、放っておくとすぐに冷静になるようです。

ウェルシュコーギーカーディガンの種類(色やタイプ)

ウェルシュコーギーカーディガンの毛色は、ブルーマール、ブリンドル、レッド、セーブル、ブリンドルかレッドポイントを伴うトライカラーです。白が優勢だったり、レバー及び薄いカラーのものは、スタンダード上は好ましくないとされています。

ウェルシュコーギーカーディガンの値段・価格相場

ウェルシュコーギーカーディガンの子犬は、20万円~25万円くらいで販売されることが多いようです。ペンブロークよりも希少なため、ブリーダーを探すのに苦労したというオーナーも多いようです。

ウェルシュコーギーカーディガンのしつけのしやすさ

ウェルシュコーギーカーディガンは、機敏で賢い犬種です。熱しやすく冷めやすい性格をうまく利用して、犬の気分が乗っているときにトレーニングに遊びを取り入れたりしながら、メリハリをつけてしつければそれほど苦労はしないでしょう。

ウェルシュコーギーカーディガンの寿命

ウェルシュコーギーカーディガンの平均的な寿命は、12~14歳くらいだといわれています。同じくらいのサイズの犬と比較しても平均的な寿命の長さといえるでしょう。

ウェルシュコーギーカーディガンの飼いやすさ

ウェルシュコーギーカーディガンは、フレンドリーで陽気な犬で、飼い主にもよく懐き、他のペットや知らない人にも攻撃的なことはありません。牧羊犬出身なので活発で運動が大好きですので、過度な運動は必要ないものの、ある程度犬と一緒に遊んであげられる時間のある人に向いています。

ウェルシュコーギーカーディガンのブラッシングや抜け毛などの処理

ウェルシュコーギーカーディガンには特別なトリミングは必要ないものの、抜け毛が多い犬種ですので日常的にブラッシングしてあげましょう。

ウェルシュコーギーカーディガンの散歩

ウェルシュコーギーカーディガンは活動的な犬ですので、毎日30分以上の散歩を1日に2回はしてあげましょう。走りまわれるお庭があれば理想的ですが、犬だけで自由に運動、というよりは、人と一緒に遊ぶことを好みます。

ウェルシュコーギーカーディガンの室内で飼うにあたって気になること

ウェルシュコーギーカーディガンは、体型から、特に年を取ってくると椎間板ヘルニアを発症することが多いようです。室内はカーペット敷きのような、滑りにくく、クッション性のある床が理想的です。

ウェルシュコーギーカーディガンの子犬の時の大きさや体重

ウェルシュコーギーカーディガンの子犬の体重は、生後3か月で3.5kgくらい、生後5か月で6kgくらいまで成長します。生後1年くらいでほぼ成犬と同じくらいの体重となります。

ウェルシュコーギーカーディガンの成犬の時の大きさや体重

ウェルシュコーギーカーディガンの成犬の大きさは、体高27~32cm、体重11~17kgです。雄の方が少し大きくなります。肥満になりやすい犬ですので、ウエストのくびれ具合などを犬のベスト体重の目安にして、適切な運動とフード量を管理するようにしましょう。

ウェルシュコーギーカーディガンの吠え声の大きさなど

ウェルシュコーギーカーディガンは、吠えるとよく響く大きな声で、特に室外で飼育しているとよく吠える傾向のようです。室内飼いの場合はそれほど無駄吠えもしないようですが、警戒心の強いものもいますので、子犬の頃からの社会化としつけは必要です。

ウェルシュコーギーカーディガンの餌について

ウェルシュコーギーカーディガンは、食欲旺盛で肥満傾向になりやすいようです。肥満は関節や椎間板ヘルニアにもよくありませんので、適度な運動をさせると同時に、フードやおやつの適正な量をキープするように心がけましょう。

ウェルシュコーギーカーディガンのかかりやすい病気

ウェルシュコーギーカーディガンのかかりやすい病気は、椎間板ヘルニア、股関節形成不全、尿路結石、網膜剥離や緑内障などの眼疾患などです。歩き方など、普段と違うと感じたら早めに受診するようにしましょう。

ウェルシュコーギーカーディガンってどんな犬?まとめ

ウェルシュコーギーカーディガンは「しっぽのあるコーギー」として、ペンブロークを見慣れた人々を驚かせる存在かもしれません。日本では登録件数が少ない犬種ですが、ふさふさの尻尾もなかなか魅力的ではないでしょうか?尻尾のあるコーギーは陽気で元気な家族の一員として、お家を明るくしてくれることでしょう。

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