犬が吠えるのをやめさせる方法吠えグセ対策としつけ

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フレンチブルドッグ「うた」の飼い主で本メディアの管理人。 フレブルというトラブルの多い犬を育てながら、困った時にネットで検索するも、どのサイトも同じ事しか書いておらず、あまり役に立たない事に気づきました。そこで、犬を飼っている方、獣医さん、ドッグトレーナーといった犬との触れ合いがある方だけで、犬の飼い主にとって本当に役立つ情報を発信したい!という想いで「犬の教科書を作ろう」を発足。

犬が吠える理由

犬が吠える理由には大きく分けて2つあります。
一つ目は『要求吠え』
二つ目は『警戒吠え』
どちらの理由で愛犬が吠えているかで、吠えの対処も変わってきます。

犬が吠える意味を理解する

『要求吠え』
その名の通り、何かしてほしい事があったり、やめてほしいことに対して要求するときに吠えます。
代表的なものは構ってほしいときや、抱っこしてほしい時、どこかへ行ってほしくないときなどに
ワンワン!と吠えて、してほしいこと・やめてほしいことを要求します。
『警戒吠え』
こちらも名前の通り、何かに怖がっていたり警戒しているときに吠えます。
代表的なものはチャイムの音や雷、初めて会う犬に対して吠えることがあります。

犬が吠えてうるさい!犬の吠え防止方法とは

ここでは二つの吠えの防止方法と吠えている犬が仔犬の場合と成犬の場合の4パターンでお話します。

要求吠え(仔犬の場合)

まずは無視が一番です。仔犬の場合、大抵は構ってほしい時に飼主の気を自分に向けるために吠えます。ここで構ってしまうと頑張って吠えた分だけ構ってもらえると学習してしまうので、次に吠えるときは更にしつこく吠えることになるでしょう。

要求吠え(成犬の場合)

ある程度の経験から吠えています。今までOKだったものが突然NGになると犬も混乱してしまうので、だれか協力してくれる人を探し、吠えた時に物音を遠くで鳴らしてみましょう。愛犬が一瞬そちらに気を取られて吠えるのを辞めたら要求しているものに応えてあげるか、遊んであげるなどして愛犬の気をそらしてあげてください。

警戒吠え(仔犬の場合)

犬の性格は生後半年でほとんど決まると言われています。この時期までは仔犬は好奇心旺盛でたくさんのことを吸収します。半年を過ぎると警戒心が出てきます。その警戒心が出てくる前にラジカセやテレビでたくさんの音を聴かせたり、バイクの音や横から自転車が通るなどの経験をしておくと、音や急な動きに良い意味で鈍感な子になり、警戒吠えすることが少なくなります。中には初めから警戒心をもっている子がいるので、そういう子にはたくさんの経験よりも「ここにいれば絶対安心」と思えるような場所を用意してあげると、怖い事があったときに安心できる場所に逃げることができるので吠えづらくなります。安心できる場所はクレートのような少し狭くて暗い場所がおすすめです。

警戒吠え(成犬の場合)

過去に怖い経験をしているか、苦手なものがあると警戒吠えをしてしまいます。
警戒心の強い子はテリトリー意識が強く、家の中を自由に動けると、それだけ守る範囲も増え、吠えやすくなります。そのため仔犬の場合同様、「ここにいれば安全」と思えるような場所を用意してあげましょう。今はペットショップでも様々なハウスが売ってます。キャラクターものからしっかりした家まで、愛犬のサイズに合わせて購入してあげましょう。初めはそのハウス自体に警戒してしまうので、ご飯をそこであげたり、いつも寝ているところの横に置くなどして少しずつ慣らしてあげましょう。
ハウスが安心できる場所と分かれば、警戒吠えしたときに「ハウス」というコマンドを覚えさせて、「ここにいれば自分は何も警戒する必要なないんだ。」と覚えさせてあげましょう。

犬が吠えるのをやめさせる方法吠えグセ対策としつけ

吠えている=興奮状態にあります。
興奮状態を抑えるためにはお腹やおしりを床につけさせます。
「おすわり」「ふせ」のことです。
興奮状態のときに指示をきかせるには日頃のしっかりとした躾が必要となります。

日頃甘やかしていて、吠えた時だけ怒られるのは犬からしたら理不尽です。
もし、警戒吠えで怯えているときに「うるさい!」などと怒ってしまうと

「こんなに怖い思いをしているのに怒られた。」
と愛犬を悲しませる結果にも成りかねません。

平常のときでも興奮したときでも飼主の声が届くように練習しておきましょう。

また、良くないのは吠えている時にオヤツで釣ることです。

その場ではすぐ収まるかもしれませんが、
吠えた時にオヤツをもらうことはその行為を助長する可能性があります。

いいことをするとご褒美としてオヤツをあげたりしますよね?
吠えは良いことだと教えてしまうことになります。

外で車や他の犬が通ると吠えてしまう場合は、飼主が事前に吠える対象を察知し、
吠える前にお座りや伏せの指示を出します。

吠えなければ褒めてオヤツをあげましょう。

初めは人通りが少ないところを選びましょう。
失敗が多いと、自分も愛犬も落ち込んでしまうので、
なるべく成功しやすいように場所と時間を選んであげましょう。

犬の吠えグセのしつけ|ドッグトレーナー実体験

2頭のミニチュア・シュナウザーを飼っている方のお悩みで1頭(Aちゃん)の子が吠えるからもう一頭(Bちゃん)も吠えてしまうとのことでした。そこで様子を見ていると、Aちゃんは内向的で怖がりさん。Bちゃんは何にも動じないおっとりさん、どちらもわがままなタイプでは無かったので、吠えの種類は警戒吠えと考えました。またお家も広く、そこを2頭が自由に歩けていたため、チャイムが鳴るとAちゃんは家中を守るために吠えている印象でした。そのため、Aちゃんに丁度いいサイズのクレートを用意してもらい、しばらくご飯はそのクレートの中で食べてもらったり、お出かけする時(うれしい時)はクレートに入れて出掛けてもらったりしてクレートは安心できる場所、怖くないところと覚えてもらいました。その後はわたしがチャイムを鳴らし、飼主さんには「ハウス」(クレートに入りなさい)の指示を出してもらい、チャイム=クレートでじっとしてるということをAちゃん自身に学んでもらいました。そうすることでチャイムがなることで怯えて吠えていたAちゃんも「クレートに入っていれば何も警戒することないいだ」と覚えたので、吠えなくなりました。BちゃんはもともとAちゃんに釣られて吠えていたので、Aちゃんが吠えなければ必然的にBちゃんも吠えることはありませんでした。

吠えるのは必ず原因があります。その原因を突き止めて、愛犬とより良い生活を送れるように頑張っていきましょう。

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フレンチブルドッグ「うた」の飼い主で本メディアの管理人。 フレブルというトラブルの多い犬を育てながら、困った時にネットで検索するも、どのサイトも同じ事しか書いておらず、あまり役に立たない事に気づきました。そこで、犬を飼っている方、獣医さん、ドッグトレーナーといった犬との触れ合いがある方だけで、犬の飼い主にとって本当に役立つ情報を発信したい!という想いで「犬の教科書を作ろう」を発足。