成長期別ドッグフードの選び方~犬の食事と栄養

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フレンチブルドッグ「うた」の飼い主で本メディアの管理人。 フレブルというトラブルの多い犬を育てながら、困った時にネットで検索するも、どのサイトも同じ事しか書いておらず、あまり役に立たない事に気づきました。そこで、犬を飼っている方、獣医さん、ドッグトレーナーといった犬との触れ合いがある方だけで、犬の飼い主にとって本当に役立つ情報を発信したい!という想いで「犬の教科書を作ろう」を発足。

離乳期のドッグフード(犬の食事)

犬は、生後6~8週間は離乳食がおすすめ!
ペットショップやブリーダーからペットが売られる時には哺乳期を終えています。
飼い主が愛犬としてペットを飼って最初に食べさせる食事は離乳期の食事です。

生後3週間くらいから乳歯が生え始めますが消化ができない為、柔らかい食事中心になります。
我が家の場合、ペットショップでおすすめされたのがサイエンスダイエットのドッグフードをお湯でふやかして柔らかくしてあげていました。
ふやかさなくても「カリカリ」とドッグフードを食べる事は出来るのですが、消化ができず下痢をしてしまったりするので、
離乳期の間は、ドッグフードをお湯で柔らかくふやかして愛犬に食べさせてあげましょう。

注意
犬に市販の牛乳を飲ませると下痢や嘔吐をする原因になります。
ペットショップに犬用ミルクが売っているので、人間が飲む牛乳ではなく、犬用のミルクをあげましょう!

消化器官が弱いので、一度に大量に食べさせてはいけません。
子犬の時期は我が家のフレンチブルも食事を3~4回に分けて食べさせていました。
消化が悪いとすぐに下痢をするので犬の便の状態でわかります。

離乳期のドッグフード選び~子犬の食事の大事な5つのポイント

  • 高タンパク
  • 高カロリー
  • 栄養がぎっしりつまっている
  • 柔らい
  • 消化が良い

※消化が悪いと下痢をするので、便の状態で消化の具合をチェックする。
※成犬用のドッグフードはカロリーが低いので離乳期の子犬にはNGです。

成長期のドッグフード(犬の食事)

期間:生後50日~1年(大型犬で1年半程度)
犬も人間も成長期はあります。人間も思春期に当たる成長期の栄養が大事ですが、
犬は人間の10倍以上の速さで成長するので、成長期の栄養バランスやカロリー摂取が大事になります。

子犬の時期には生成されないアミノ酸などもあり、そういったアミノ酸を豊富に含んだ高タンパクで、栄養素の高いドッグフードを食べさせる事が重要です。
成長期の犬にとって絶対に外せない大事な栄養素として、カルシウム、リン、ミネラルもあります。
人間の子供の成長期にもこの3つの栄養素が必要と言われる様に、
カルシウム、リン、ミネラルの栄養素は骨づくりに欠かせない栄養です。

犬のサプリメントも販売されていますが、成長期に不足しがちなアミノ酸やカルシウム、ミネラルなどの栄養を
ドッグフードの栄養補助としてサプリメントを摂取する考え方は犬の健康を考えると実は想像している以上に大切なのです。

子犬のドッグフードの選び方の注意点

子犬用のドッグフードの選び方ですが、ペットショップのドッグフード売り場に行くとパッケージに「子犬用」と書いてあります。
ただ、子犬用のドッグフードでも小型犬用と大型犬用では栄養素のバランスや成分が違うので注意してください。

犬は犬種によって成長スピードが異なります。
小型犬、中型犬は成犬までの成長スピードも早く、1年で成犬になります。逆に大型犬は2年くらいで成犬になります。
なので、小型犬用のドッグフードと大型犬用のドッグフードでは栄養素や栄養のバランスが違うんです!

必ずドッグフードのラベルをチェックして、小型犬、中型犬には小型犬用のドッグフード、大型犬には大型犬用のドッグフードを選びましょう。

成長期の子犬の食事回数は?

生後2~3が月:一日4~5回に分ける
生後4~7が月:一日3~4回に分ける
生後8ヵ月以降:一日2回
犬の消化器官は子犬の頃は発達していない為、ドッグフードも1回の量を少量にし、
回数を分けて食べさせてあげてください。
消化の状況は便で随時チェックしてあげてください。

維持期(成犬期)のドッグフード(犬の食事)

小型犬・中型犬なら1~8歳
大型犬なら2~6歳頃の時期が成犬期となります。

飼い主なら、愛犬が子犬から大人へ成長するスピードの速さに、
どことなく寂しさを覚えますよね。

犬は成犬としての時期が一生の中で最も長くなるわけなので、
この時期の食事・栄養バランスはその後の犬の寿命や健康に大きな影響を与えます。

成犬期のドッグフードの選び方|犬の食事の大切なポイント

栄養のバランスが取れたドッグフード選び、手作りドッグフード
正しい量を食べさせる事(与え過ぎ厳禁)
犬の大きさ、犬種、運動量に合わせたドッグフード選び

小型犬なら家の中を走り回ってるだけで運動量が足りる事もありますが、
中型・大型犬には散歩が重要になります。

犬の散歩は日課にして、犬の運動不足を解消し、肥満防止を心がけましょう。
ペットとして飼われている犬の30%は肥満というデータもあります。
人間と同じで肥満になると犬も生活習慣病の原因となります。

肥満を考えて、低カロリー・高タンパクのドッグフードを選び
栄養価が高く栄養のバランスの摂れたドッグフードを選んであげましょう。

アレルギーのある愛犬には手作りドッグフードが一番おすすめなのですが、
毎回手作りドッグフードを作るのも大変です。

ドッグフード選びでは多少高くても、せめて無添加のドッグフードを選んであげましょう。
無添加でアレルギー対策を考慮されたグレンフリーのドッグフードが色々と種類も出ています。

愛犬の長生きにもつながるのであれば、多少高くてもそこはプライスレスですね。

高齢期のドッグフード選び・犬の食事

犬は何歳から高齢期なのか?
小型犬・中型犬で大体7歳~8歳
大型犬で5歳~6歳くらいが目安です。
成犬期を過ぎると、運動量の低下やや筋肉の衰え、基礎代謝も落ち1日のエネルギー消費が減ります。

それに伴い生活習慣病や慢性疾患が増えるのもこの高齢期の犬の特徴です。

高齢期のドッグフード選び・犬の食事のポイント

・低カロリーの食事・シニアフードのドッグフードを選ぶ(カロリーオーバーは肥満の元)
・塩分は控えめを心がける
・胃腸に負担を与え過ぎない様にシニアフードへの切り替えは徐々に切り替える。

成長期別ドッグフードの選び方~犬の食事と栄養まとめ

人間と同じ様に、成長の段階によって犬に必要な栄養の量やバランスも変わります。
犬にはドッグフードを食べさせておけばいいんだろうという誤解で、
仔犬に成犬用のドッグフードを食べさせていたら、必要な栄養価が不足してしまいます。

愛犬の成長過程が今どの段階なのか?を考慮し、
成長に必要な栄養を考えたドッグフード選びをしてください。

犬の食事は奥が深いです。
特にアレルギーを持っている犬の場合、食べ物でだいぶ変わります。

犬の食事の知識をもち、愛犬の長生きに繋がる食事を与えてあげましょう。

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