イタリアングレーハウンドの性格は飼いやすい?しつけや価格相場総まとめ

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犬と猫とスキーが大好き。 ドッグトレーナー資格を持ち、 「犬の教科書をつくろう」の編集部員として執筆中!

イタリアングレーハウンドの概要・歴史

イタリアングレーハウンドは、スレンダーな外見で、小型犬ながら、洗練された優雅で気品にあふれた姿をしています。それもそのはず、古代エジプトでファラオの宮廷で飼われていた小型のグレーハウンドの末裔だといわれているのです。ヨーロッパの宮廷で愛され、絵画に描かれていることもありますが、長い時間の中で改良を重ねてきたため、現在の姿とはちょっと違った部分もあるようです。

イタリアングレーハウンドの性格

イタリアングレーハウンドの性格は、陽気で愛情深く、友好的で賢く、子どもや他のペットとも仲良くできます。でも、ちょっとだけ内気で気難しい部分もあり、見知らぬものには警戒心が強く出てしまうことも。慣れてしまえば仲良くなれますので、子犬の頃から色々な人や犬との触れ合いの機会を持ち、社会性を養いましょう。

イタリアングレーハウンドの種類(色やタイプ)

イタリアングレーハウンドの毛色は、ブラック、グレーおよびイザベラ(ペール・イエローのようなベージュ)で、濃淡の違いはありますが、単色です。胸と足の部分だけ、ホワイトが入ります。

イタリアングレーハウンドの値段・価格相場

イタリアングレーハウンドの価格は、20万~30万円くらいです。血統の他には、毛色でホワイト&グレーの犬は珍しいため、価格も高くなりがちです。

イタリアングレーハウンドのしつけのしやすさ

イタリアングレーハウンドは、少し神経質な面があり、繊細で感受性が強いためか、ストレスを受けると攻撃に転じる代わりに、ため込んでしまいがちです。しつけの際は、騒ぎ立てず、冷静に落ち着いた態度で接してあげましょう。

イタリアングレーハウンドの寿命

イタリアングレーハウンドの寿命は、12歳から15歳くらいです。大型犬と比較すると長寿の小型犬の中でも、特に長生きの犬種ですね。

イタリアングレーハウンドの飼いやすさ

イタリアングレーハウンドは、小型で温和な性格ですので、ちょっとだけ神経質な面をケアしてあげられれば飼いやすい犬種でしょう。ただ、寒さには弱いので、冬は洋服を着せてあげるなどして気を使う必要があります。特に頭が小さいので、首輪が抜けてしまう事故には注意が必要ですね。

イタリアングレーハウンドのブラッシングや抜け毛などの処理

イタリアングレーハウンドの被毛は、短く滑らかですが、抜け毛は意外とあるようです。普段から、ラバーブラシなどで週に2,3回はブラッシングしてあげましょう。

イタリアングレーハウンドの散歩

イタリアングレーハウンドは、レースに使われるイメージもありますが、運動量はそれほど多くは必要としません。でも、基本的に走り回ったりジャンプしたりするのは大好きです。30分くらいのお散歩を1日に2回はしてあげましょう。

イタリアングレーハウンドの室内で飼うにあたって気になること

イタリアングレーハウンドは飛び回って遊ぶのが大好きなので、お家の中で遊べる広いスペースを確保してあげましょう。でも、骨が細く、骨折しやすい犬種です。階段や家具から落ちてしまったり、ぶつかってしまったりする室内での事故が多いので、十分に注意する必要があります。

イタリアングレーハウンドの子犬の時の大きさや体重

イタリアングレーハウンドの子犬は、生後3か月で約2~2.5kg、生後半年で4~5kgになり、生後8か月の頃にはだいたい成犬と同じくらいのサイズまで育ちます。

イタリアングレーハウンドの成犬の時の大きさや体重

イタリアングレーハウンドの成犬のサイズは、体高32~38cm、体重は約5kgです。特に細身の体型のため、室内でもお散歩中でも、ケガには注意してあげたいですね。

イタリアングレーハウンドの吠え声の大きさなど

イタリアングレーハウンドの名前は、吠えない犬種について語られる時に必ず挙げられる犬種です。内気な性格が幸いして、知らないものに対して激しく吠えかかるようなことが少ないようです。ただし、内弁慶ともいえますので、家庭内で暴走しないよう、しつけはしっかりしておきたいですね。

イタリアングレーハウンドの餌について

イタリアングレーハウンドの餌について、あまり食べてくれない、食が細い、と心配する飼い主さんは少なくないようです。比較的食にうるさいともいえるイタリアングレーハウンドですので、栄養基準を満たした総合栄養食の中で、個々の好みに合ったものをいくつかキープしておき、飽きが来たらローテーションすると良いかもしれません。

イタリアングレーハウンドのかかりやすい病気

イタリアングレーハウンドのかかりやすい病気は、骨折の他には、てんかんも多いようです。遺伝的に進行性網膜萎縮症や白内障、緑内障などの眼の疾患、膝蓋骨脱臼にも注意が必要です。また、イタリアングレーハウンドに多い病気としてCDA脱毛症というものがあり、ブルーの因子をもつ犬で、ブルーの毛色部分が脱毛してしまう病気です。有効な治療法が確立しておらず、サプリや洋服などで対応するケースが多いようです。

イタリアングレーハウンドってどんな犬?まとめ

イタリアングレーハウンドはスタイリッシュな外見とフレンドリーな性格で、人気の出てきた犬種です。吠えることも少なく、日本の住宅事情にもマッチしているのかもしれません。甘えん坊なのでお留守番はちょっと苦手かもしれませんが、いつも一緒にいられる飼い主さんや、多頭飼いしてあげられる環境ならば、人も犬も楽しく愛情にあふれた生活を送れますね!

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