シベリアンハスキーの性格・しつけ・飼い方は?価格とかかりやすい病気総まとめ

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犬と猫とスキーが大好き。 ドッグトレーナー資格を持ち、 「犬の教科書をつくろう」の編集部員として執筆中!

シベリアンハスキーの概要・歴史

シベリアンハスキー画像
シベリアンハスキーは、歴史のとても古い犬種です。高緯度の地域にいるエスキモー犬の一種で、冬はそり、夏はボートを引き、狩りの助手としても活躍していました。あちこち移動して暮らしていたため、他の犬種より帰巣本能が弱いといわれています。南極や北極の探検でも活躍し、アラスカの犬ぞりレースでの好成績から世界中で知られるようになりました。

シベリアンハスキーの性格

シベリアンハスキーの性格
シベリアンハスキーは友好的で優しく、外向的な性格です。用心深さはありますが、過剰に知らないものを恐れたり、攻撃的になったりすることはあまりないようです。飼い主や心を許した相手にはとても従順です。遊び好きで楽天的な性格で、嫌なことを忘れてしまう傾向が強く、トレーニングは少し難しい部分があります。

シベリアンハスキーの種類(色やタイプ)

シベリアンハスキーの毛色は、ブラックから純白までの色調で、他の犬種にはない独特の模様が入ります。特に頭部には様々な斑模様がみられます。

シベリアンハスキーの値段・価格相場

シベリアンハスキー価格
シベリアンハスキーの価格は、15万~30万円くらいです。血統のよい個体は高値になりますし、ハスキー犬の場合は特に、マズルが太くしっかりしている子が高値になる傾向です。

シベリアンハスキーのしつけのしやすさ

シベリアンハスキーは歴史の古い犬種で、家庭犬としての品種改良を重ねてきた犬種と比較するとしつけがしやすいとはいえない部分があります。元々はそりを引く犬として、リーダーに従いながら状況判断するという能力に優れた犬種ですので、シベリアンハスキーが絶対のリーダーと認めるような飼い主にならなければいけないのです。以前のブームの際に問題となった無駄吠えや脱走癖も、飼い主がしっかりとリーダーシップを発揮すれば防げる問題かもしれませんね。

シベリアンハスキーの寿命

シベリアンハスキーの寿命は、12~15歳と、長命の傾向です。犬種として古く、遺伝的疾患があまりなく、体が丈夫な個体が多いようです。

シベリアンハスキーの飼いやすさ

シベリアンハスキーは、飼いやすさにおいては初心者向けではないかもしれません。集団生活をしてきた犬種で、ペットとして家族の一員に迎えるには、リーダーとしてしっかりしつけなければいけません。これはどの犬種でもそうかもしれませんが、特にシベリアンハスキーは力も強く、コントロールできないと大変です。

シベリアンハスキーのブラッシングや抜け毛などの処理

シベリアンハスキーの魅力でもある美しく豊かな被毛は、寒さに耐えるために密に生えていて、特に換毛期には大量の抜け毛になります。毎日のブラッシングは欠かせません。トリミングサロンでシャンプーしてもらうと、一回りサイズが小さくなったと感じる飼い主さんもいるくらい毛が抜けてしまうようです。

シベリアンハスキーの散歩

シベリアンハスキーの散歩
シベリアンハスキーは遊び好きでエネルギッシュな犬種です。毎日十分な運動と散歩が必要ですので、1時間以上の散歩を1日に2回は最低でも行ってあげましょう。暑さに弱いので、夏場は早朝や夜間に出かけるようにしましょう。

シベリアンハスキーの室内で飼うにあたって気になること

シベリアンハスキーは心を許した相手にはとてもよく懐き、一緒にいることを好みますので、室内で飼育するべき犬種です。特に暑さには弱いので、温度管理はしっかりとしてあげましょう。

シベリアンハスキーの子犬の時の大きさや体重

シベリアンハスキーの子犬のサイズは、生後2か月で約4kg、生後6か月で12~15kgくらいまで大きくなります。比較的個体差の大きい犬種です。

シベリアンハスキーの成犬の時の大きさや体重

シベリアンハスキーの成犬のサイズは、体高51cm~60cm、体重16~27kgです。

シベリアンハスキーの吠え声の大きさなど

シベリアンハスキーは、遠吠えするときのしゃがれた鳴き声が「ハスキー」という名前の由来になっています。室内で飼育していても、よそのお宅の犬の声や、緊急車両の音に反応して吠えてしまいがちですが、飼い主がリーダーシップを発揮して根気強くしつけを繰り返し、犬が理解してしまえばおさまるようです。

シベリアンハスキーの餌について

シベリアンハスキーの餌
シベリアンハスキーは食欲が旺盛な傾向にあります。運動量とのバランスを考慮して、おやつやフードは適量を与えることが大切です。落ちているものを口にしてしまうことも多いので、家の中の人間の食べ物の管理にも注意が必要ですね。

シベリアンハスキーのかかりやすい病気

シベリアンハスキーがかかりやすい病気は、白内障などの眼の病気、外耳炎、膝蓋骨脱臼などがあります。日本の暑さ、湿度の高さから、脂漏症という皮膚疾患になってしまうこともありますので、温度管理と被毛や皮膚のケアは欠かせません。

シベリアンハスキーってどんな犬?まとめ

シベリアンハスキーかわいい
シベリアンハスキーは、狼のようなルックスと愛されキャラで、一時は大ブームとなりました。その際には、犬種についての理解の足りない飼い主が、飼いきれずに持て余すという悲惨な事象が日本全国で多発しました。その後は理解も広まり、本来のイキイキした姿で駆けまわる姿をドッグランで見かけるようになりました。決して誰にでも飼いやすい犬種とはいえませんが、犬の飼育の基本となる部分でもある飼い主のリーダーシップを問われるという意味では、基本を守るべきことを思い出させてくれる犬種かもしれませんね。

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