柴犬の性格・しつけ・飼いやすさは?値段相場はいくら?

ABOUTこの記事をかいた人

犬と猫とスキーが大好き。 ドッグトレーナー資格を持ち、 「犬の教科書をつくろう」の編集部員として執筆中!

柴犬の概要・歴史

柴犬
柴犬の歴史は、日本犬の歴史でもあります。柴犬がいつから「柴犬」と呼ばれるようになったのか、はっきりした記録はありませんが、1万年以上前からの歴史があるという日本犬は、古代から人間に寄り添い、狩猟や番犬、時には子守などをしてきました。江戸時代には、徳川家の鷹狩のときに柴犬が重宝されていたらしき記録が残っています。近年になって海外から入ってきた洋犬との交雑によって数を減らし、天然記念物に指定されましたが、血統を守る繁殖に勤め、ペットとして人気を保っています。

柴犬の性格

柴犬の性格
柴犬は、昔から猟犬として人に仕えてきた歴史もあって、主人に対して忠実で従順、献身的で、この性格から最近では海外でも人気を誇る犬種です。また、活発で俊敏、持久力もあり、小型犬でありながら中型犬並みの体力で、警戒心が強い面もありますので、番犬としても優れています。

柴犬の種類(色やタイプ)

柴犬の毛色は、JKCのスタンダードでは、赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻で、全ての毛色で、毛の根元は白くなる「裏白」でなくてはなりません。「胡麻」はいわゆるブリンドルです。柴犬に多いのは赤ですが、赤の柴犬同士をかけ合わせていくと、毛色がどんどん白っぽくなっていくそうで、時々黒柴を交配することで白くなるのを防いでいるそうです。

柴犬の値段・価格相場

柴犬の価格
柴犬の価格は、8万円~20万円くらいです。特に毛色によって価格が大きく変わる犬種ではありませんが、数の多い「赤」の毛色でも、色の出方やバランスによって価格が変動します。また、季節によっても多少の価格の変動があり、冬に少し下がり、春先になると上がる傾向があります。

柴犬のしつけのしやすさ

柴犬は、特に主人に対して忠誠心が強く、従順な犬種です。子犬の頃から主従関係をはっきりさせておけば、主人のいうことをよくききます。警戒心が強いので番犬にも向きますが、誰にでも吠えかかってしまっては困ります。子犬の頃に、飼い主以外の人間や、他の犬とたくさん触れ合うことで、社会性が身に着き、状況判断のよくできる落ち着いた犬になります。

柴犬の寿命

柴犬の寿命は、12歳~15歳くらいといわれています。特有の遺伝病などはあまりないと言われていて、小型犬の中では長生きするほうです。

柴犬の飼いやすさ

柴犬の飼いやすさ
柴犬は主人に対して忠実な犬種なので、主従関係をはっきりとさせておくことで柴犬も落ち着いた犬になります。主従関係を把握している柴犬は、わざと困ったことをして自分の要求を通そうとしたりすることはありません。子犬の頃の社会化期に色々な外部刺激に触れることも、その後の柴犬の警戒心から来る無駄吠え等の予防にとても大切なことです。

柴犬のブラッシングや抜け毛などの処理

柴犬は短毛ながら、ダブルコートなので抜け毛が多い犬種です。抜け毛対策だけではなく、皮膚病の予防のためにも、こまめなブラッシングは必須です。普段は週に最低でも2回ほど、春や秋の換毛期には毎日ブラッシングをして、被毛を清潔に保ってあげましょう。

柴犬の散歩

柴犬散歩
柴犬は敏捷で、小型犬サイズながら中型犬並の体力がありますので、充分な運動が欠かせません。1回30分位のお散歩を1日に2回はしてあげましょう。時々コースを変更したりして、バリエーションを持たせてあげると気分転換にもなります。

柴犬の室内で飼うにあたって気になること

柴犬はアレルギーを起こしやすいと言われています。ハウスダストの除去はアレルギー症状を抑えるのに有効ですので、お部屋と柴犬自身を清潔に保ってあげましょう。定期的なシャンプーは、抜け毛対策にも有効です。

柴犬の子犬の時の大きさや体重

柴犬の子犬は、生後3か月で約2.5kg、生後5か月で約4.8kg、生後7か月で約6.5kgになります。生後7か月以降は成長が緩やかになり、ほぼ成犬サイズに近づきます。

柴犬の成犬の時の大きさや体重

柴犬の成犬のサイズは、体高が37~40cm、体重は9~14kgです。

柴犬の吠え声の大きさなど

柴犬はもともと猟犬としてのルーツを持つため、知らないものに対して吠える性質があります。小型犬の中では体も大きく、吠える声も小さくはありません。番犬としての役目を期待しないならば、小さな頃から色々な外からの刺激に慣らしておけば警戒して吠えることは避けられます。要求吠えに対しては、主従関係をはっきりとしておくことで対応できます。

柴犬の餌について

柴犬にはアレルギー症状や肥満にならないよう、個々に合ったドッグフードを選びます。皮膚炎などの症状が、フードを変えるだけで改善することもよくあります。皮膚を痒がって掻いたりしていないか、栄養過多になって体重が増えていないか、日ごろからチェックしておけば安心です。柴犬のえさ

柴犬のかかりやすい病気

柴犬には、先天的な遺伝病などは少ないと言われています。一方で、最近増えてきているのがハウスダストによるアレルギー症状や、アトピー性皮膚炎などです。清潔な環境を保ち、柴犬自身も定期的にシャンプーしてきれいにしてあげましょう。

柴犬ってどんな犬?まとめ

柴犬かわいい
柴犬は、その祖先が縄文時代から我々と常に一緒に過ごしてきた、日本人とは特に長い付き合いの犬種です。主人に対する従順な性格や、丈夫な体、運動能力で最近では海外でも人気が出てきています。一時期は数が減り、天然記念物となったのが今では嘘のような人気ですが、この先の未来もずっとその姿が失われないよう、大切にしていきたい日本犬のひとつですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です